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ひじきのこと

ふてんま商店の人気商品「ひじきですよ」を作っているのは、恩納村農山漁村生活研究会・ちゅらさんグループの女性3名です。材料の仕入れから、調理、密封包装まですべて自分たちで行っています。愛情たっぷりの手づくり・無添加ひじきの佃煮です。

使用するのは県産の乾燥ひじき5kg。水で何度も洗いながら、もどしていきます。

水気を切ったひじきを大鍋へ。味付けは醤油、砂糖、食酢、酒です。

焦がさないように時々混ぜながら、約1時間半煮込みます。

その間に、他のおふたりは、いりこと胡麻を炒ったり、パッケージの消毒を行うなど、役割分担もバッチリです。「いつの間にか自然と役割が決まっていた」と話すみなさん。普段は別の仕事をされているので、月に1回集まってひじきを炊くのが楽しみなんだそう。限られた時間の中で、テキパキと作業が進められていきます。

パッケージはもちろん新品を使用。それでも「食品を入れるものだから」と、1枚1枚食酢で消毒していきます。「消毒液とか色々試したけれど、どうしても袋に匂いが残ってしまって。酢なら煮汁にも使っているし、味にも影響がないから」とうれしい心遣いです。

炊き上がったら、粗熱をとって袋詰めを行います。1回の作業で作る数は100〜120袋!

最後は真空パック機へ。「最初はたくさん失敗した」と笑いながら話してくれましたが、今では職人級の腕前です。

「みんなが喜んでくれるから」と毎月作り続けるちゅらさんグループのみなさん。健康にも気遣った安心安全なひじきの佃煮、いつもありがとうございます。

2022年2月28日更新
※この取材は適切な感染予防対策を講じた上で行いました。