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ウージ染めのこと

鮮やかで上品、それでいて爽やかさも感じさせるウージ染め。豊見城市の特産品として地域をあげて制作や販促、職人の育成に取り組んでいます。今回は、ウージ染めの発展に尽力されている[染め工房“悦”]に伺いました。

ウージとはさとうきびのことで、戦前の豊見城村では盛んに栽培されていました。(豊見城村は2002年4月から豊見城市)現在は、マンゴー、トマトなど、ビニールハウス栽培などを中心に都市近郊型の農業が行われています。

そのウージを使って特産品を作れないかと考案されたのが「ウージ染め」です。さとうきびの葉と穂を煮出した染料を使って糸や布を染めます。今回ご紹介する[染め工房“悦”]の垣花さんは、ウージ染めの立ち上げから現在まで、第一線で活躍中の人気の作家です。

[染め工房“悦”]は夫婦で営んでいる小さな工房。夫の垣花邦彦さんがデザイン画や型作りを担当しています。

妻の悦子さん。商品構想やアイデアは悦子さんの担当です。デザインが決まったら、ふたりで染色を行います。

あらかじめ織られた布地を染める「後染め」をしているおふたり。「型染め」の手法も用いて、鮮やかな模様を染め上げる技術が高く評価されています。

ウージ染めは、フォーマルにもカジュアルにも合う商品が多く、使う年齢を問いません。軽やかな風合いを、ぜひ手にとって感じてみてください。

おまけ:悦子さんは料理もプロ級!ご馳走様でした!

2022年2月28日更新
※この取材は適切な感染予防対策を講じた上で行いました。